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史料编纂所と冲縄県立博物馆?美术馆との研究协定缔结について -新システムから絵図画像を奥别产公开-

掲载日:2025年4月30日

<記者会見の様子:研究协定の締結後に握手を交わす尾上陽介氏(東京大学史料编纂所所長、右)と里井洋一氏(冲縄県立博物馆?美术馆館長、左)>

 このたび、が所蔵する「琉球国図」(りゅうきゅうこくず)の画像を、が所蔵する「海东诸国纪」(かいとうしょこくき)と連携させた新たなシステムを構築し、広くWeb上で公開することになりました。これに関連して、2025年3月25日に冲縄県立博物馆?美术馆と史料编纂所とは研究协定を結び、あわせて記者会見を行いました。

 この「琉球国図」は1696年に製作されたものですが、「海东诸国纪」の所収図と记载内容がよく似通っていることから、共通する原図から派生した絵図であると考えられています。「海东诸国纪」は、1471年に朝鲜で编纂された海东诸国(日本国?琉球国)についての研究书で、全部で10点の絵図が所収されています。このうち、「琉球国図」と近似している九州?琉球部分は、1453年に博多商人から朝鲜王朝に献上された絵図をベースにしていると考えられます。「琉球国図」と「海东诸国纪」の所収図は、中継贸易で繁栄する琉球や室町时代の日本など、15世纪の様子を伝える贵重な地図资料ではあるのですが、ベースになった原図が発见されていないため、2つの絵図の详细な比较?検讨が必要になっていました。

 そこで史料编纂所では、冲縄県立博物馆?美术馆と研究协定を結び、「琉球国図」の画像データの提供を受け、2つの絵図を一体的に操作できる「」を構築しました。このアーカイブでは、単に画像のみを表示する従来の方法とは異なり、画像データを構造化することで、書かれた文字の検索、現代地図との照合などを行える機能を盛り込んでいます。さらに今回は、2つの画像データを連携させて操作できるシステムを新たに開発しました。このシステムを用いて他機関の所蔵史料を公開するのは、史料编纂所にとって初めての試みになります。簡単にスマートフォンからも操作できるデジタルアーカイブは、利便性が高く、一般の方や学校教育の場などの利用が期待されます。

 3月25日に開催された記者会見では、里井洋一(冲縄県立博物馆?美术馆館長)と、尾上陽介(史料编纂所所長)との間で研究协定の調印が行われるとともに、今後、より多くの方々に絵図に親しんでいただくきっかけとして、デジタルアーカイブが大きな役割を果たすことを期待する旨が述べられました。

 今回のデジタルアーカイブは、地域と連携しながら、大学での研究成果を社会に還元する仕組みの一つになります。史料编纂所では、こうした取り組みを今後も続けていく予定です。

<15世纪の日本図?琉球図デジタルアーカイブ検索画面イメージ>

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