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东京大学教员の着作を着者自らが语る広场

白、グレー、あずき色の表紙

书籍名

改订版 教育の行政?政治?経営

着者名

青木 栄一、川上 泰彦 (編著)

判型など

300ページ、础5判

言语

日本语

発行年月日

2023年

ISBN コード

978-4-595-32383-6

出版社

放送大学教育振兴会

出版社鲍搁尝

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本書は、筆者 () が客員教授を務める放送大学教養学部で2019年度から開講されている「教育の行政?政治?経営」で用いられている教科書である。教育を学ぶ切り口はさまざまであるが、本書は「現代の教育を、法制度やその運用実態に着目して学ぶ」(放送大学教育振兴会のウェブサイトより) ことを目的としている。日本の教育制度や実態は毎年のように様々な法改正や改革が行われており、本書は改订版として2023年に出版された比較的最近の教科書である。
 
本書は現代日本の教育制度?教育行政の基本的事項を一通り学べる文献であり、文字通り、この分野に関心を持った方々が最初に手に取ると有用な書物である。教育は社会的な営みであり、教室など現場での取り組みは、それを取り巻く社会や制度によって大きな影響を受けている。教育改革や様々な教育課題を考えるうえでは、制度や政策の問題は避けて通れないが、そもそも仕組みがどうなっているのかを知っておかなければ、制度?政策に関して有益な議論を進めることは難しい。最近話題の例でいえば、教員の働き方改革や多忙化に関しては、給特法 (正式名称は「公立の義務教育諸学校等の教育職員の給与等に関する特別措置法」) という法律の内容とそのあらましを知っておくことが不可欠である。本書では特に初等中等教育や国?自治体の教育行政を中心に、基本的な制度の概要と課題について説明を行っている。
 
近年の日本では教育改革が相次いで行われ、教育を取り巻く制度や政策も頻繁に変更が加えられている。そうしたこともあって、教育制度?教育行政のあらましを説明した教科書は、本書以外にも多く出版されている。とりわけ教職課程向けの入門書が非常に多い。というより、ほぼ入門書しかないというのが現状である (学部専門?大学院入門向けに筆者と同僚の橋野晶寛氏で執筆したテキスト (/biblioplaza/ja/G_00169.html) があるが、これは例外的である)。
 
本書もそうした数多くある入門書の一つではあるが、類書と比較しての特徴はいくつか挙げられる。第1に、放送大学の授業であるため、文字情報だけでなく放送教材 (ラジオ) とリンクしていることである。第一義的には放送大学の受講生向けの放送であるが、一般の方々もBS放送で視聴することが可能である (以前はradikoアプリで気軽に視聴できたが、残念ながら最近なくなってしまった)。第2に、社会科学としての教育学という視点を重視しており、単に制度?法律の概要を理解するだけにとどまらず、社会科学な考え方を身に付けることも目的としている。具体的には、教育論義にありがちな「よい/わるい、という軸で論議する」のではなく、「そうした価値判断をいったんおいて、「どうなっているのか」と「なぜそうなっているのか」というHOW とWHY の問いを考え」 (本書「まえがき」より) られるような教材となっている。第3に、小?中?高の初等中等教育だけでなく、幼児教育?保育や高等教育、私学、社会教育など多様なトピックを取り上げている。現代の教育に関心を持つ多くの方々にぜひ手にとっていただきたい入門書である。
 

(紹介文執筆者: 教育学研究科?教育学部 教授 村上 祐介 / 2024)

本の目次

1.教育を社会科学的に见ることとは
2.地方自治体の教育行政组织
3.総合行政と教育行政
4.教育财政のしくみ
5.学校をとりまく変化
6.学校の组织と运営
7.学校の人材マネジメント
8.カリキュラムの行政?政治?経営
9.学校で働く教职员
10.国の教育行政组织
11.教育行政の政府间関係
12.家庭の教育费负担の现状と课题
13.幼児教育?保育と子育て支援
14.高等教育行政と私学行政
15.教育改革と教育政策の课题
 

関连情报

放送大学:
講義概要: 教育の行政?政治?経済 (’23)

 
放送大学「教育の行政?政治?経済 (’23)」ラジオ授業科目案内 (放送大学 | YouTube 2023年10月10日)

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